WSLのsystemd対応
少し前(2022/9/21)に、WSLがsystemdに対応するニュースが流れていました。 forest.watch.impress.co.jp 記事から引用すると、WSLでsystemdを有効化するためには
だそうです。手元に上記の条件を満たす環境はなかったので、用意しました。
両者を満たすと、systemdの有効化に必要な条件が整いました。
この状態でさらに/etc/wsl.confに
[boot] systemd=true
も追記して(こちらも窓の杜を参照)、WSLを再起動すると
systemdが有効化されました。
007番と548番
界隈でもっぱら「技術書」と呼ばれるような、コンピュータ関連のあれこれを記した一連の書籍群。 その図書館での位置づけは、資格試験の本や学習参考書に似ています。 学参を収蔵している図書館って、とても少ないけれど。
「技術書」もまた、収蔵方針がはっきりしないところが多いです。
- 出版サイクルが短く、点数も多く、
- 資料(その本)を参照しつつもそれ自体で完結しない〈問題集〉的な性格も持っており、
- 同じ内容が著者や出版社を変えて繰り返し書かれている。
そのほかの50(技術,工学)から始まる資料群でも資格周りでは似たような雰囲気はありますが、 情報系は、やはりその読者層の広いのに驚かされます。 より広範な読み手を想定したものは、548より007のほうに置かれている印象です。 この違いってなんだ・・?
当初,10版に向けた改訂の基本方針においては 「情報科学(007)と情報工学(548)の統合の可能性を検討する」と掲げられ,前回試 案説明会(2009年11月)でもその基本方針を素地とした案を提案したが,説明会で寄せ られた意見やその後の審議を経て,10版の改訂に際しては記号的な統合よりも,「概念 (観点)の明確化」による区分の整理に力を注いで改訂を行った。
また「既存の書架配置を崩したくない」あるいは「情報に関する図書を一か所に集中 させたい」という館のために,従来の別法(二者択一)に加えて新たな別法も設け拡充 した。すなわち,007のすべての分類記号に対応する別法を547.48および548に,逆に 547.48を007.9に,548を007.8に対応させる別法を用意しており,547/548または007の どちらかに関連図書を集中させることができるようにした。各館の利用者動向や提供方 針,書架状況に応じて適宜選択していただきたい。
なるほど。 つまり、「007」または「548」のなかにもう片方の小分類もまた徹底的に作ってしまって、 押し込めてしまおうと。 いわば、片方をルートディレクトリにしてもう片方の分類ツリーもマウントしちゃった感じですか。
それはそうと、収蔵方針がふわふわしているおかげで 時間が止まってるんだか動いてるんだかよくわからないような、 街場の図書館のあの007番の書架の雰囲気はけっこう好きです。 たまに、明らかに浮いてるやつがいます。
VS codeのエクステンション周辺をサーバ側から漁って終了。
15年前くらいの環境
ESXi shellからメンテナンスモードを解除して、vmidを引いて、パワーオン。
esxcli system maintenanceMode get #ステータスチェック esxcli system maintenanceMode set --enable=false #メンテナンスモード解除
vim-cmd vmsvc/getallvms #vmid確認
vim-cmd vmsvc/power.on 19 #前回作った子のvmidは19でした。
さて、はてなブログを運用するうえでMarkdown記法にも徐々に慣れていきましょう。 ↑で表現されたようなコードブロックは3連のバッククォートで囲うことで実現できるらしいです。
ところで、Markdown記法では、見出しは「#」で始まります。
これって、bashのスクリプトやOSの各種サービスの設定ファイルだと「コメントアウト」なので。つい読み飛ばしそうになります。見出しっててむしろそれを拾って読むくらいに強調されるものなのに、目が自然に読み飛ばそうとするんです。こういうのも慣れなんでしょうが。Markdownとの和解の日は未だ遠い。
このあと、PostgreSQLをyumで入れました。 それからTomcatのアーカイブを落として解凍してsystemdのユニット書いて。参考
さて、昨日からここまで一体何をしていたのかといえば。
この本を読んでいくための環境構築をしていたのでした。 本のなかでは、手元のWindowsマシンにTomcatとMySQLを入れる構成で案内されていたけど、 今回は基本的にサーバ側に入れることにして。あとDBMSはポスグレになってもらいました。
ここまでやったのち、手元(Windows)のVScodeからサーバにsshで繋げるように。 そのうえでいくつかのVScode拡張機能を、JavaとJSPに関連するものをインストールして。
かくして、読み進むうえで必要な準備がだいたい整いました。
VMwareの買収発表があった日。の翌日
ESXiにつないで、おもむろに仮想マシンを一台作成します。 OSはCentOS Stream。とりあえずvCPU4コア、メモリ8GB。 ディスクはThin Provisioningで50GBを1つ。vNICも1つ。
インストール時にはサーバ(GUI)を選びました。
手元のWindowsPCから繋げるように、ネットワーク設定。 8系からnetwork.serviceでなくてNetworkerManager.serviceがデフォルトになったのでした。 大文字で始まるサービス名にいまひとつ慣れません。nmtuiで設定を済ませます。
我が宅内にDNSサーバはありません。IODATAの家庭用ルーターはDHCPをしゃべります。 このあたり、専用のものを用意してもう少し意識的にやってみようかと思うことはあるけど、 普段使いで困っているわけではないからなかなか手がつかず。いずれね。
さて。ネットワーク設定が終われば手元のWindowsPCからsshで繋げるようになります。 そのまえに、GUIで繋いでいるうちにホームディレクトリの英語化までやっておきましょう。(日本語だと補完が面倒なので)
インストール時に使用したISOファイルは、自動で接続されているならば /dev/sr0だったりにあります。
lsblkでみえる。
/run/media/root/CentOS-Stream-8-x86_64-dvdを見ようとしたら一般ユーザで怒られたので、 rootにスイッチして覗きます。ついでにrootにsshログインできないようにしときました。
かくしてあらためてISOメディアをマウントしました。 このISOメディア、手元のPCで解凍して遊んでみると沢山パッケージが入っていて面白くて。 試しに「java」を大文字小文字問わず探してみると、55ヒットしました。
インターネットに出ていけない環境であっても、たとえばこのISOファイル…をマウントしたディレクトリのパスを 直接リポジトリに指定してあげることでパッケージマネージャーを使ったインストールが可能です。いわゆるローカルインストール。
CentOSのパッケージマネージャーはおなじみのyum…なはずですが。
今や実体はdnfでした。たしかyumはpythonの2系だったからその都合だったはず。
/etc/yum.repos.dに移動して、「AppStream-dvd.repo」「BaseOS-dvd.repo」を作りました。
そのうえで、このままだとインターネット上のリポジトリを探しに行ってしまうので、 いったん全リポジトリを無効化「--disablerepo=」、そのうえで今回指定すべきは「--enablerepo=dvd*」。 8系から「BaseOS」と「AppStream」とにデフォルトのリポジトリが分かれたので、 その両方を指定できる方法で行うことが肝要です。今回はワイルドカードで指定できるように名前を合わせました。
さっそくやってみましょう。できました。
それでは本命のJavaをインストール。せーの、失敗。
gpgcheck=0を書いて再度。通りました。
ハロー・ワールド。