007番と548番

界隈でもっぱら「技術書」と呼ばれるような、コンピュータ関連のあれこれを記した一連の書籍群。 その図書館での位置づけは、資格試験の本や学習参考書に似ています。 学参を収蔵している図書館って、とても少ないけれど。

「技術書」もまた、収蔵方針がはっきりしないところが多いです。

  • 出版サイクルが短く、点数も多く、
  • 資料(その本)を参照しつつもそれ自体で完結しない〈問題集〉的な性格も持っており、
  • 同じ内容が著者や出版社を変えて繰り返し書かれている。

そのほかの50(技術,工学)から始まる資料群でも資格周りでは似たような雰囲気はありますが、 情報系は、やはりその読者層の広いのに驚かされます。 より広範な読み手を想定したものは、548より007のほうに置かれている印象です。 この違いってなんだ・・?

情報学および関連領域

当初,10版に向けた改訂の基本方針においては 「情報科学(007)と情報工学(548)の統合の可能性を検討する」と掲げられ,前回試 案説明会(2009年11月)でもその基本方針を素地とした案を提案したが,説明会で寄せ られた意見やその後の審議を経て,10版の改訂に際しては記号的な統合よりも,「概念 (観点)の明確化」による区分の整理に力を注いで改訂を行った。


また「既存の書架配置を崩したくない」あるいは「情報に関する図書を一か所に集中 させたい」という館のために,従来の別法(二者択一)に加えて新たな別法も設け拡充 した。すなわち,007のすべての分類記号に対応する別法を547.48および548に,逆に 547.48を007.9に,548を007.8に対応させる別法を用意しており,547/548または007の どちらかに関連図書を集中させることができるようにした。各館の利用者動向や提供方 針,書架状況に応じて適宜選択していただきたい。

なるほど。 つまり、「007」または「548」のなかにもう片方の小分類もまた徹底的に作ってしまって、 押し込めてしまおうと。 いわば、片方をルートディレクトリにしてもう片方の分類ツリーもマウントしちゃった感じですか。

それはそうと、収蔵方針がふわふわしているおかげで 時間が止まってるんだか動いてるんだかよくわからないような、 街場の図書館のあの007番の書架の雰囲気はけっこう好きです。 たまに、明らかに浮いてるやつがいます。


独習JSP

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VS codeのエクステンション周辺をサーバ側から漁って終了。